平成21年度 第2回 長期優良住宅先導的モデル事業紹介
テクノストラクチャー長期優良住宅リレーシステム
─強い構造体「いえかるて」で、長く大切に住み継ぐために。─
テクノストラクチャー戸建賃貸リレーシステム
─良質な賃貸住宅を、長く大切に住み継ぐために。─
─強い構造体「いえかるて」で、長く大切に住み継ぐために。─
テクノストラクチャー戸建賃貸リレーシステム
─良質な賃貸住宅を、長く大切に住み継ぐために。─
パナソニック電工 株式会社
〒571-8686
大阪府門真市門真1048
大阪府門真市門真1048
パナソニック電工では、オリジナル木造耐震住宅工法「テクノストラクチャー」により在来木造住宅の耐震・耐久性を強化し、全国約400社の中小工務店であるテクノストラクチャー施工認定店パナソニックビルダーズグループ (共同事業者で建設事業者、以降PB店) とパートナーシップを組むことで、長寿命化に向けた高品質な住宅供給を目指している。今回の先導的モデル事業においては、テクノストラクチャーならではの強い構造体と家歴書データベース「いえかるて」の作成・保管による維持管理支援を軸としたシステムで、住まう人が変わっても、住まいの構造や間取りが変わっても、「いえかるて」がリレーのバトンのように受け継がれ、ストック社会に対応した長寿命住宅の実現を目指しており、その中で2つの提案が採択された。
テクノストラクチャー長期優良住宅リレーシステム─強い構造体「いえかるて」で、長く大切に住み継ぐために。─ について
●基本コンセプトについて
- 「施主・PB店・パナソニック電工」が三位一体となったリレーシステムを推進:パナソニック電工ではオリジナル住宅工法「テクノストラクチャー」により、施主・PB店と三位一体で新築時からリフォームを想定し、柔軟な間取り変更を可能にした。
また、高強度部材による広大な室内空間と梁勝ち工法 (テクノストラクチャー工法) により、住宅の長寿命化を目指す。 - 「テクノストラクチャー長期優良住宅リレーシステム」とは:テクノストラクチャーならではの強い構造体と「いえかるて」データベースを軸としたシステムで、住まう人が変わっても、点検・メンテナンス・リフォームを行うPB店が廃業・倒産しても、「いえかるて」がリレーのバトンのように受け継がれるシステム。
●先導的な提案の内容について
- 「点検メンテナンスリレー」による快適な居住環境の維持:工務店だけではなく施主も住まいの点検・メンテナンスに参加できるよう、パナソニック電工がホームページなどにより、施主、PB店への情報発信、啓蒙活動を行う。また長期修繕計画の作成や点検などについても情報発信などの支援を行う。
- 家族構成の変化に対応する「リフォームリレー」:新築時からリフォームを想定した柔軟な間取りを設定。入居後は「リフォームサポートセンター」の設置により、リフォームの相談や間取りの変更に関する構造計算などを実施。「いえかるて」とデータベースによる保管でリフォームを促進。
- 「住み替えリレー」を最適化するための流通促進システム:「いえかるて」データベースにより、転売の際に「いえかるて」を紛失した場合はデータベースから情報の再発行を行う。また、PBグループ会員ホームページにテクノストラクチャーの中古住宅情報を掲載共有することで中古住宅流通の促進を目指す。
- 「工務店リレー」による、万が一のときにも安心な仕組み:万が一PB店が廃業・倒産した場合、近くのPB店が点検・アフターメンテナンス、リフォームを引き継ぐ。
- 構造躯体の高耐震性・高耐久性の確保:テクノストラクチャー工法による住宅の初期性能 (高耐震性・高耐久性) の確保。耐震等級3、全棟構造計算、制震システム、オリジナル断熱工法「くるみ〜な」等を採用。
●今後の予定について
平成20年度第2回超長期住宅先導的モデル採択事業と同様に、パナソニック電工とPBグループの共同によりモデル事業を推進。テクノストラクチャーホームページなどにより、情報発信や普及啓発活動を行う。
テクノストラクチャー戸建賃貸リレーシステム─良質な賃貸住宅を、長く大切に住み継ぐために。─ について
●基本コンセプトについて
一般的な賃貸住宅の性能は持家に比べると劣っているケースが多く、また耐用年数も短く、建物が古くなり間取りが陳腐化すると入居率が下がり、直ぐに建替しているというのが現状である。更に昨今の不況の影響で住宅購入をしたくても出来ない人も増加している。本提案の「戸建賃貸リレーシステム」は、パナソニック電工独自の強い構造体「テクノストラクチャー」と「いえかるて」(住宅履歴情報) データベースを軸に良質で長寿命な戸建賃貸住宅の供給を目指し、入居者が変わってリフォームをしたり、売却して持ち主が変わっても住宅履歴情報がリレーのバトンのように受け継がれるシステム。
●先導的な提案の内容について
- 構造躯体の高耐震性・高耐久性の確保「のちのち安心」:テクノストラクチャー工法による住宅の初期性能 (高耐震性・高耐久性) の確保。耐震等級3、全棟構造計算、オリジナル断熱工法「くるみ〜な」等を採用。
- 入居者の家族構成の変化に対応し、進化する賃貸住宅「のちのちリフォーム」:新築時からリフォームを想定した柔軟な間取りを設定。入居後は「リフォームサポートセンター」の設置により、リフォームの相談や間取りの変更に関する構造計算などを実施。「いえかるて」データベースによる保管でリフォームを促進。
- 入居者が途中で購入できる「のちのち購入」:当初は賃貸住宅、後に中古住宅として購入する事も可能なシステム。購入までに支払った家賃の一部が頭金として充当され、購入の際「いえかるて」が引き継がれる。
●今後の予定について
パナソニック電工が、PBグループとの共同によりモデル事業を推進。テクノストラクチャーホームページなどにより、情報発信や普及啓発活動を行う。