平成21年度 第2回 長期優良住宅先導的モデル事業紹介
『じゆうじざい・家族のきずなを育む家』先導的モデル事業
株式会社 ひまわりほーむ
〒158-0096
東京都世田谷区玉川台2-11-4 吉田ビル1F
東京都世田谷区玉川台2-11-4 吉田ビル1F
●基本コンセプトについて
本事業は工務店 (4社)、製材・加工・卸業者、地元産地団体・業者 (2団体・業者) の連携により、地元林業と流通の促進を図る提案となる。そこで今回は、前回の提案を主として、(1) 地元産材の使用、(2) メンテナンス、(3) 街並み・景観配慮リスト、(4) 金融面からの取組み─の4項目を加えた。
●先導的な提案の内容について
「家族のきずなを育むための考え方」
家を建てるということは、“日本人本来の物を大切にするという心”につなげなくてはならない。そのためには、地産・地消だけではなく木材が生まれ・育ち・使われ方を親子・家族がともに知ることで初めて“もったいないの心”が理解できる。
また、家を大切に使うため、親子で現場に参加し、職人の仕事を見たり手伝ったりして、家の作り方を学ぶ。これはメンテナンスの方法を学ぶことに繋がる。そして、親子でメンテナンスをし、子供にメンテナンスの仕方を教えていくことで家族のきずなを深め、育てる。それが、“家を大切にする心”を育む。
さらに、地元金融機関と協議し、住宅ローンの金利優遇を決定していく。住宅ローンの金利低減を図ることで長期優良住宅の促進に繋がり、建築主としては長期優良住宅のメリットを実感することができる。また、メンテナンス積立預金の金利優遇によって長期に亘るメンテナンス計画が可能となり、建築主としても将来的なランニングコストの不安解消にも繋がる。
共同提案者として、製材・加工・卸業者等中間業者を参加させることで、今までは良品であっても知名度が低く、運送時の保護木枠やパレット・エクステリア用品等にしか使われていなかった能登ヒバや霊峰白山スギなどの地域産材としての見直しと流通の促進にも繋がる。
他に、高基礎の改良を含め、仕様等をレベルアップしている。
家を建てるということは、“日本人本来の物を大切にするという心”につなげなくてはならない。そのためには、地産・地消だけではなく木材が生まれ・育ち・使われ方を親子・家族がともに知ることで初めて“もったいないの心”が理解できる。
また、家を大切に使うため、親子で現場に参加し、職人の仕事を見たり手伝ったりして、家の作り方を学ぶ。これはメンテナンスの方法を学ぶことに繋がる。そして、親子でメンテナンスをし、子供にメンテナンスの仕方を教えていくことで家族のきずなを深め、育てる。それが、“家を大切にする心”を育む。
さらに、地元金融機関と協議し、住宅ローンの金利優遇を決定していく。住宅ローンの金利低減を図ることで長期優良住宅の促進に繋がり、建築主としては長期優良住宅のメリットを実感することができる。また、メンテナンス積立預金の金利優遇によって長期に亘るメンテナンス計画が可能となり、建築主としても将来的なランニングコストの不安解消にも繋がる。
共同提案者として、製材・加工・卸業者等中間業者を参加させることで、今までは良品であっても知名度が低く、運送時の保護木枠やパレット・エクステリア用品等にしか使われていなかった能登ヒバや霊峰白山スギなどの地域産材としての見直しと流通の促進にも繋がる。
他に、高基礎の改良を含め、仕様等をレベルアップしている。
- 基礎をGL+1200mmのべた基礎 (高基礎) とすることで、防蟻工事の必要もなく、また、地盤面からの湿気を十分防ぐことができ、耐久性の向上に繋がる。また、構造材等をJASに定められた耐久性区分D1の樹種のムク材 (能登ヒバ・霊峰白山スギ等) を使用することにより、長期優良住宅を実現させる。
- 筋交をムク材で3寸角のたすき掛け (壁倍率5.0) を標準とすることで、耐力壁の数を少なくしながらも耐震性を向上、また、耐力壁の入れる箇所が少なくなることで可変性のある住まいとすることができる。
- 高基礎のため床下の高さを1150mmとることができ、配管等の点検・修理が容易になる。
- 躯体天井高 (階高):2.7m以上
- 住戸面積:75m²以上
- 主要な居室のある階の床面積:40m²以上
- メインフレーム (梁成300mm以上) 耐力壁以外は簡易壁
- 高基礎による移設可能な配管構成
- 基礎部分は基礎内断熱とし、JIS A9511押出法ポリスチレンフォーム保温板3種b・t=50mmを使用する。外壁は外断熱とし、上記断熱材・t=35mmを使用する。また天井部分は天井上断熱とし住宅用ロックウール・t=150mm (75mm 二重) 又はJIS A9511押出法ポリスチレンフォーム保温板3種b・t=110mm以上を使用し、Q値計算もしくは型式認定により性能表示等級4を取得する。
- 基本は尺モジュールであるが、1階トイレ・ローカ・階段廻りをメーターモジュールとすることで、将来車椅子の対応も可能とする。
- 街並みや景観への配慮については、「街並み・景観配慮リスト」の判断基準により、壁面等の位置の制限、形態又は意匠の制限、垣又は柵の構造規制等を行い、設計者・IC・ひまわりほーむの三者でチェックをし、周辺景観との調和を保ちながら、街並みを形成する。
- 新築時の記録をベースに、引渡し後は原則居住者が記録を作成するが、その記録をサポート、代行するサービスを行う。
- 新築時の確認申請書、設計図書、設計・建設性能評価書、10年の瑕疵保証書、施工業者自身による自主検査シート、記録写真の履歴保存をCD-ROMに収録し、居住者・ひまわりほーむ・第三者住宅履歴保存機関で保管する。
●今後の予定について
私たちの考える長寿命化住宅とは、地域に根ざした (優良) 工務店がお抱え工務店として、地域ネットワークをつくることで、地域に生きる住まいを建てることにある。
耐久性・耐震性等に優れたものを新築し、家族のステージの変化に対応し、街並みに同化し、家族の幸せの器として、人の心が育つための「容れ物」としての住まいでなくてはならないと考える。
耐久性・耐震性等に優れたものを新築し、家族のステージの変化に対応し、街並みに同化し、家族の幸せの器として、人の心が育つための「容れ物」としての住まいでなくてはならないと考える。