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平成21年度 第2回 長期優良住宅先導的モデル事業紹介

平成21年度 平成20年度
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大賀建設「GREEN ECO 先導的モデル」

大賀建設 株式会社
〒339-0007
埼玉県さいたま市岩槻区諏訪 3-1-33

●基本コンセプトについて

 地球規模で環境問題が問われている昨今、大賀建設では「森林環境の保全と循環型社会の形成に貢献する」という理念を掲げ、「環境負荷の低減 (CO2排出量削減)」「持続可能な住環境の創出」「森林資源の有効活用」の3つを基本要素として本提案を取り組む。そして、この3つの調和が図れるよう<まちづくり><建築><住まい>において技術課題を解決することにより、社会貢献の価値を高め、地域に根ざす住環境づくりに寄与する。
 「GREEN ECO 先導的モデル」は【環境】【構造】【景観】【記録・維持管理】からなる4つの基本骨子によるお互いの相乗効果で、人や動物、環境にも優しい家づくりを図るものである。

●先導的な提案の内容について

1.環境
○森林ECO対策
 森林認証材等の合法木材の活用により、地球資源の持続可能な森林管理に寄与する。また、国産材の活用により、国内の森林の適正な整備保全に寄与する。リサイクル材等を積極的に活用し、森林資源を循環させる。
 
○省エネ (自立循環型住宅)
 「相当隙間面積 [C値] 1.0cm²/m²以下」で室内環境を向上させ、自立循環型住宅の設計により、住宅におけるCO2排出量を削減し、地球環境に寄与する。

2.構造
○生活快適空間マトリックス
 生活快適空間マトリックスシートを作成し、日常生活の使い勝手、住みやすさを徹底的に追及した「長持ちさせるに値する住宅」の設計により、持続可能な住環境の形成を可能にする。
 
○200年住宅 (耐震等級3)
 構造躯体は、土台と柱に【ベイヒバ】を採用し、「劣化対策」「耐久性」「耐震性」に優れた「構造・工法」により構成するものとする。建物の強度とバランスを向上させるための設計基本ルールを実施する。
 
3.景観
○まちなみ景観マトリックスシート
 「配置」・「意匠」・「住環境・外構」・「ECO」で構成された、まちなみ景観マトリックスシートを作成し、建物と外構の両面から良好なまちなみ、及び居住環境の形成を行う。
 
4.記録・維持管理
○光熱費シミュレーションソフトの提供
 月々の光熱費 (電気・水道・ガス) を、Excelを使用して簡単に入力し、グラフ化することにより、住宅からの生活エネルギー (光熱費のランニングコスト) による「省エネに対する意識の継続」を可能にする。
 
○床下点検・小屋裏点検
 床下空間の有効寸法高さを人間工学による「寝返り可能寸法 400mm+100mm」の500mm以上とし、床下の点検と維持管理作業が容易に出来るようにする。
 
○長期維持保全プログラム・メンテナンスパック
 「きちんと手入れして長く大切に使う」ために定期的な点検や水廻りクリーニングなどをパック化することで長期間居住者の生活に支障が生じないようにする。
 
○住宅履歴情報の公開
 確実な住宅履歴情報の更新で、住宅の付加価値を向上させ持続可能な住環境の形成を可能にする。

●今後の予定について

 日本のCO2排出量の約18%は、住宅建築と住宅運用エネルギーによるものである。大賀建設では、「家事導線」「生活導線」を徹底的に追及した「長持ちさせるに値する住宅」の設計による住宅商品に本事業における新たな取組みをプラスした相乗効果で、環境への負荷をできる限り低減される社会に寄与するものとし、住宅での「省エネ」「CO2削減」を広く国民に提示し普及啓発を図り、環境問題への個々のあり方を期待する。
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