平成21年度 第1回 長期優良住宅先導的モデル事業紹介

　既築住宅における住まい価値の向上は、住まい手の自発的な意志によって行われるため、市場の成熟には住まい価値意識の啓発が重要となる。本提案では、「住まい価値向上意識の啓発」と「既築住宅の住まい価値の向上」のテーマを複合的に構成し提案する。

(ア)「住まい価値向上意識の啓発」テーマ

1. 邸別生活向上スケジュールの提示
2. 構造・防水に関する長期保証制度 (10年毎再保証) の適用
3. 耐震基準適合証明書の発行

(イ)「既築住宅の住まい価値向上」テーマ
　特に先導性の強い内容として、次のシステムを構築している。

1. リフォーム独自のサプライチェーンの構築
2. 独自の開口部交換システムの構築

　竣工後に現地において最低１回以上の見学会を実施し、住まい価値向上内容を説明する。リフォーム現場においては住まい手が既に居住しているため、室内に関してはプライバシーに配慮し、希望がある場合には該当部分の写真等のパネルにて説明する。
　見学会の実施に当たっては、類似した条件の住宅が集まりやすい近隣の顧客に積極的に通知し、地域単位の住まい価値向上の啓発を図る。