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平成21年度 第1回 長期優良住宅先導的モデル事業紹介

平成21年度 平成20年度
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CHS・NEXT-II “「年単価」見える化”プロジェクト

三洋ホームズ 株式会社
〒542-0081
大阪府大阪市中央区南船場3-12-12 心斎橋プラザビル

●基本コンセプトについて

 三洋ホームズでは、業界NO.1の供給実績を誇る「CHS (センチュリーハウジング) 認定住宅」や、「環境共生認定住宅」のノウハウをベースに、“省エネ・創エネ・安全・安心”といったキーワードに基づき提案技術を新規開発し、“永く快適に安心してくらす”ことのできる長期優良住宅先導的モデル事業推進プロジェクトとして自由課題部門での提案を行った。
 具体的な5つのコンセプトについては次の通りである。
  1. 「安心の見える化」
  2. 「未来が見える化」
  3. 「先進の見える化」
  4. 「価値の見える化」
  5. 「年単価の見える化」

●先導的な提案の内容について

 2年連続の採択となった本事業提案では、昨年度 (平成20年度1回目) に採択された提案内容に加え、エネルギー情報 (発電量・売電量・電力消費量) を見える化するためのネットワークシステムを導入。これにより収集された光熱費データは建物管理情報として履歴管理。将来の中古流通における建物価値向上に貢献するものと考える。又、快適性と省エネルギーを実現する提案技術や環境性能を向上させた仕組みも併せて提案している。先導的な提案内容の概略については次の通りである。
 
1. 「安心の見える化」
 使用部材の物理的耐久性の向上や、繰り返し発生する地震に配慮し制震装置を標準装備している。尚、制震装置に用いられる高減衰ゴムは将来の交換容易性にも配慮した設計としている。
 
2. 「未来が見える化」
 家族構成の変化など「未来予想」としてお客様と協議し、将来の「可変計画図」を作成。この計画に応じた下地配置や設備インフラを新築時の設計計画に盛り込んでいる。
 
3. 「先進の見える化」
 排水設備配管に水分センサーを設置する事で、将来の繰り返し発生する地震時における排水配管の異常をいち早く検知。検知後は管理サーバーを経由しアフターサービス部門へ自動通知する仕組みを導入し、建物へのダメージを最小限にとどめるよう配慮した。
 また、床下点検ロボットにより“点検の見える化”を実現。リアルタイムで画像を確認し、お客様の不安を解消する提案を行っている。
 さらに、屋外から出入り可能な大型点検口を設置しており、点検機器やメンテナンス部材の搬出入が容易になり、作業効率の向上に繋がる。尚、点検口は外部から侵入する事ができない様、防犯性能にも配慮する事とした。これらの提案は、これまでの「点の点検」だったものが、連続性のある「線の点検」に変化させた証である。時期がきたら交換するという発想ではなく、使えるものはできるだけ長く使うという発想も部位によっては必要であり、メンテナンスコストの低減と環境貢献を同時に実現している。

4. 「価値の見える化」
 履歴管理においては建物メンテナンスの基本情報に加え、「光熱費データや持ち込み家電情報」を管理している。これにより、将来の中古住宅の流通における建物価値 (環境性能) が高い住宅としての評価が期待できる。又、将来の買取をお約束する買取保証制度「くらしリレーシステム」により将来の買取価格を提示し、定期的なメンテナンスの実施と住宅の長寿命化と資産価値の向上につなげる提案を行った。さらに、緊急地震速報システムと連動し、計測震度3以上の地震遭遇履歴をデータベースとして管理し、緊急点検の可否判断材料としている。
 また、「持ち込み家電情報」を管理する事で、最新省エネ家電との比較検討が可能となり、買い換え促進につながる提案も行った。
 
5. 「年単価の見える化」
 統合型ホームネットワークシステム「SAN GENiS」の導入により家庭内のエネルギー情報 (発電量・売電量・電力消費量) を携帯電話やパソコンで閲覧する事が可能となるなど、更なる省エネ意識を高めるソフト提案も行った。
 また、「外装部材交換システム (LMDシステム)」や「スプラッシュ防蟻システム」によるメンテナンスコスト低減対策を提案。さらに、環境性能においては、環境共生認定住宅を標準仕様とし、CASBEEすまい [戸建て] の評価が全物件Sランク評価となる提案としている。これらの提案により、金融機関との提携住宅ローンの金利優遇の適用や8疾病保障や一部繰上返済手数料の無償提供が可能となるなど、大きなインセンティブのある住宅としてお客様に提案し、「年単価」=「LCC (ライフサイクルコスト)」の低減を実現している。「長寿命住宅」=「環境共生住宅」としてお客様にPRしている。

●今後の予定について

 建築途中 (建て方時) や完成時に一般公開していくほか、年2回の大型イベントや各展示場で本取組を紹介してゆき、モデル事業の対象物件のお客様には定期的なアンケート調査を実施する。また、床下点検ロボットによる画像は全国で物件選定を行い点検画像を公開する。さらに、「光熱費データ」や「家電管理データ」を公開し、ランニングコスト低減になるという裏付けをPRする事とし、「坪単価」発想ではなく「年単価」発想による、価値ある家づくりと「長期優良住宅」の普及に努めてゆく計画である。
平成21年度 第1回 長期優良住宅先導的モデル事業紹介
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