平成21年度 第1回 長期優良住宅先導的モデル事業紹介
細田工務店の長期優良住宅「4Q」
株式会社 細田工務店
〒166-8577
東京都杉並区阿佐ヶ谷南3-35-21
東京都杉並区阿佐ヶ谷南3-35-21
●基本コンセプトについて
細田工務店の掲げる「4Q」理念は、安全な住まいとしての『耐震・耐久性』、心地よい住まいとしての『快適性』、住まいを取り巻く『環境への配慮』、居住者・当社・履歴管理機関による三位一体となった不断の『メンテナンス』を確保することで、住宅は、末永く保たれると確信する。
これら4つの理念を実現する住宅を具体化するために、住宅の中心に様々な機能を持つコアを設けた『センターキュービックコアのある家』をかかげ、省エネルギー対策等級4及び環境共生住宅の認定を持つオリジナル工法『エコサーマル』の搭載により、快適性を満足するとともに環境に配慮する。
センターキュービックコアのある家とは時を経ても役割が変わらない階段室周囲の多機能空間。床下空間『デュローリ』と小屋裏空間『ソライオ』を含めて、家を縦に結ぶ。外壁以外の耐力要素を集約することで耐震性・可変性を両立する『構造コア』と、配管経路を集約することで更新・メンテナンス性を高める『設備コア』の役割を持つ。
また、平時は 床下・小屋裏の収納スペースとして利用するものである。
これら4つの理念を実現する住宅を具体化するために、住宅の中心に様々な機能を持つコアを設けた『センターキュービックコアのある家』をかかげ、省エネルギー対策等級4及び環境共生住宅の認定を持つオリジナル工法『エコサーマル』の搭載により、快適性を満足するとともに環境に配慮する。
センターキュービックコアのある家とは時を経ても役割が変わらない階段室周囲の多機能空間。床下空間『デュローリ』と小屋裏空間『ソライオ』を含めて、家を縦に結ぶ。外壁以外の耐力要素を集約することで耐震性・可変性を両立する『構造コア』と、配管経路を集約することで更新・メンテナンス性を高める『設備コア』の役割を持つ。
また、平時は 床下・小屋裏の収納スペースとして利用するものである。
●先導的な提案の内容について
【通気工法+軒の出900】 通気工法と十分な軒の出により、二重の対策 (湿気の排出・雨掛り保護) とすることで、十分な耐久性を確保する。
【構造コア】 外壁と階段室周囲の構造コアに耐力要素を集約することで、耐震性の確保と間取り変更の柔軟性を両立する。
2. メンテナンス性
【設備コア】 床下〜小屋裏を結ぶ設備コアへの配管集約により、配管経路を明確化。天井懐確保、点検口設置とあわせて、機械設備に頼らない『目視』の点検により、修繕・更新を容易にする。
【デュローリ】 コア直下に、床下空間デュローリを設置。配管等の維持管理を容易にする。
【ソライオ】 コア直上に小屋裏空間ソライオを設置。間取り変更・電気設備の更新に対し、柔軟に対応する。
【家歴情報】 ソフト面の対策として、施工検査記録、入居後の修繕記録などを一括保管する収納BOXを設置。情報の整理と維持管理意識の向上を促す。緊急時の対応は第三者機関のサービスを利用。
3. 快適性
【ウェルカムコート】 従来の広縁にかわるウェルカムコートを採用。平時は地域住民が集うセミプライベートゾーンとして、介護が必要となった場合は 介護スペースとして利用する。
【メーターモジュール】 メーターモジュール採用で十分なスペースを確保、育児や介護の容易性に寄与。
【外構にかかる措置】 隣棟間隔・建物配置への配慮、全室2方向開口等で、まちなみとしての採光・通風を確保。コネクトガーデンにより、統一感と、交流の場としてのセミパブリックゾーンを演出する。
【可変性】 センターキュービックコアにより耐力要素・配管経路を集約、可変性の自由度を高める。
4. 環境への配慮
【エコサーマル】 次世代対応の環境共生住宅『エコサーマル』を標準設定。1台のエアコンで全館空調も可能で、ランニングコストの低減・暖冷房期間の短縮・機器の小型化など、省エネルギーに寄与する。
また、優れた気密・防露性で、壁体内結露の防止をはじめ、安定して躯体性能を維持し、軒出を450㎜から900㎜にすることで、冷暖房による消費電力を抑える。
【その他の措置】
・『雨水貯水タンク』を設置して、芝生や植物の水撒きに有効利用する。
・『家庭用コージェネレーションシステム』を採用することで、二酸化炭素の排出を抑える。
・『コネクトガーデン』の設置により、統一感がある緑に包まれた豊かな街並みを形成する。
●今後の予定について
一般ユーザーに対して、躯体完成時・建物完成時の見学会・説明会やインターネットによる広報という手法が考えられるが、長期優良住宅の普及を促す対象は、『購買意欲のある人』、『長期優良住宅に元々関心がある人』に留まり、これだけでは、必ずしも認知度を高める手法とはなりません。
そのため、一般顧客・入居者・周辺地域住民といったように対象を分け、それぞれのニーズにあった手法を併用し、多くの人に長期優良住宅を理解してもらい、『長期優良住宅のある街』=『末永く住みたい街』との思いを深めていただきたいと思います。
そのため、一般顧客・入居者・周辺地域住民といったように対象を分け、それぞれのニーズにあった手法を併用し、多くの人に長期優良住宅を理解してもらい、『長期優良住宅のある街』=『末永く住みたい街』との思いを深めていただきたいと思います。