平成21年度 第1回 長期優良住宅先導的モデル事業紹介
お客様情報システムによる長期優良住宅促進の仕組みの提案
パナホーム 株式会社
〒560-8543
大阪府豊中市新千里西町1-1-4
大阪府豊中市新千里西町1-1-4
●基本コンセプトについて
弊社では住宅の長寿命化にあたり、「長期に渡って住宅の性能を維持するには、建築性能のハード品質の高さは勿論のこと、維持管理に対する居住者の意識向上を促進できるソフト技術が重要である」ことを一貫したコンセプトと捉えており、双方の技術の両立をもって、住宅の超寿命化に取り組みたいと考えている。
そこで今回の提案にあたり、より顧客のライフサイクルに密着した柔軟性の高いハードスペックの提案は勿論、ソフト提案については、更に進化させてより身近に接近するためのバックアップシステムを提案することで、長期優良住宅の普及のための体制やしくみの整備に寄与することを目指したいと考えた。提案の骨格となるハード及びソフト提案は次の通りである。(図1参照)
●ハード技術提案の概要
弊社の既存住宅商品における基本スペックは、優れた耐震性、快適性を備えているが、今回は特に建築の耐久性と可変性に着目して先進的な提案事項として取り上げた。提案は以下の7点。
【高耐久外装】外装タイル貼りによる高耐久シェルター
【環境性能】外装タイルは光触媒作用による窒素酸化物浄化力があり環境形成に寄与する
【高耐久内装】内壁下地の調湿石膏ボード使用により壁体内結露を抑制。耐久性の向上を図る
【間取り可変性】床・天井先行貼りの新施工法による間仕切り可変性の向上
【維持管理】排水ヘッダー・さや管ヘッダー方式配管による間取り変更の容易性向上
【空間自由性】高耐震架構体の採用で、少ない間仕切耐力壁で耐震等級2を実現
●ソフト技術提案の概要
社内顧客情報を営業段階からアフターサービスまで管理目的機能に応じて連携性をもたせシームレスなシステム構築に主眼を置いた。
そこで今回の提案にあたり、より顧客のライフサイクルに密着した柔軟性の高いハードスペックの提案は勿論、ソフト提案については、更に進化させてより身近に接近するためのバックアップシステムを提案することで、長期優良住宅の普及のための体制やしくみの整備に寄与することを目指したいと考えた。提案の骨格となるハード及びソフト提案は次の通りである。(図1参照)
●ハード技術提案の概要
弊社の既存住宅商品における基本スペックは、優れた耐震性、快適性を備えているが、今回は特に建築の耐久性と可変性に着目して先進的な提案事項として取り上げた。提案は以下の7点。
【高耐久外装】外装タイル貼りによる高耐久シェルター
【環境性能】外装タイルは光触媒作用による窒素酸化物浄化力があり環境形成に寄与する
【高耐久内装】内壁下地の調湿石膏ボード使用により壁体内結露を抑制。耐久性の向上を図る
【間取り可変性】床・天井先行貼りの新施工法による間仕切り可変性の向上
【維持管理】排水ヘッダー・さや管ヘッダー方式配管による間取り変更の容易性向上
【空間自由性】高耐震架構体の採用で、少ない間仕切耐力壁で耐震等級2を実現
●ソフト技術提案の概要
社内顧客情報を営業段階からアフターサービスまで管理目的機能に応じて連携性をもたせシームレスなシステム構築に主眼を置いた。
- 多機能かつシンプルな顧客管理で、シームレスな構成のシステムを構築
- 365日24時間対応可能な顧客窓口 (コールセンター) 整備
- リフォーム部材検索システムにより、供給年月に応じた該当部材の検索が可能
●先導的な提案の内容について
●先導的ハード技術のポイント
【ベース架構体】
弊社の住宅商品のベースとなる架構体は構造耐久性の高い架構体システムを採用しており (図2〜図4参照)、少ない間仕切耐力壁で耐震等級2を実現可能で、高い空間自由性を提供できる。
【天井石膏ボード先行貼り・木質フロア先行貼り】
弊社の施工システムにおける内部工事では、間仕切壁パネルの建て込みを行う前に、天井石膏ボード、木質フロアを先行して施工する方法を採用している。
したがって、天井勝ち・床勝ちの構成となるため、間仕切壁の移動を容易にすることが可能である。さらに上記に触れた通りベース架構体システムの特性によって、間仕切耐力壁が少ないことが作用し、さらに空間の可変性が期待出来る。また床はパネル式なので、将来的に吹き抜けをつくる場合も対応しやすい。
●先導的ソフト技術のポイント
【顧客情報システム系の整備】
【ベース架構体】
弊社の住宅商品のベースとなる架構体は構造耐久性の高い架構体システムを採用しており (図2〜図4参照)、少ない間仕切耐力壁で耐震等級2を実現可能で、高い空間自由性を提供できる。
【天井石膏ボード先行貼り・木質フロア先行貼り】
弊社の施工システムにおける内部工事では、間仕切壁パネルの建て込みを行う前に、天井石膏ボード、木質フロアを先行して施工する方法を採用している。
したがって、天井勝ち・床勝ちの構成となるため、間仕切壁の移動を容易にすることが可能である。さらに上記に触れた通りベース架構体システムの特性によって、間仕切耐力壁が少ないことが作用し、さらに空間の可変性が期待出来る。また床はパネル式なので、将来的に吹き抜けをつくる場合も対応しやすい。
●先導的ソフト技術のポイント
【顧客情報システム系の整備】
- 既存顧客管理システムをシームレスに活用した顧客管理体制の構築
建物の請負契約時の情報から着工完工情報、サービス情報、メンテナンス情報、リフォーム情報などをデータベースで管理できるお客様情報システムと構築、住宅履歴を管理する。 - コールセンター (365日24時間) による顧客管理の実施
緊急対応が必要な事象については、コールセンターからお客様の居住エリアを管轄するパナソニックテクニカルサービス株式会社の拠点へ連絡をとり、直接お客様対応を実施する。相談内容・対処状況などは、新たにお客様情報システムへ蓄積を行い、履歴情報として蓄積を行う。
●今後の予定について
住宅の長寿命化とは、住宅供給する我々と生活者の共同作業によって、はじめて成立しえるものである。さらに言えばストック社会の形成とは供給者側と生活者側の意思のベクトル合せが極めて重要なポイントと言えるだろう。常に生活者の視点に立ち、共に高めあう企業活動を目指し、優れた社会形成に寄与していきたい。