平成21年度 第1回 長期優良住宅先導的モデル事業紹介
住まい手実効型家づくり提案「時を育む家」(鉄骨造 / 木造)
大和ハウス工業 株式会社
〒530-8241
大阪府大阪市北区梅田3-3-5
大阪府大阪市北区梅田3-3-5
●基本コンセプトについて
これまで当社は2回の先導的モデル事業によって、「いいもの (住宅)」のあり方や「きちんと手入れする」ことの重要性を啓蒙してきた。(平成20年度第1回『街角モデルハウス、分譲モデル棟』、平成20年度第2回『体感型モデルハウス「時を愉しむ家」』)
今後は長期優良住宅認定基準に示された性能レベルはもちろん、より高い性能の住宅を実現するとともに、基準化されていない重要項目をテーマに据えた「モデル事業」を展開していく。
今回平成21年度第1回提案においては、「長く大切に使う」ための、住まい手による「住み継ぎ」に向けた具体的行動を促し、暮らしを多面的にサポートする事業を提案する。
■当事業の意味
住宅の性能向上や可変性など、変化への対応力は長期優良住宅のベースであり、それだけで住宅の長寿命化が達成されるわけではない。住まい手と作り手が協力して、将来を見据えた間取りや設備などを計画し、入居後は適切にメンテナンスを行い、必要に応じて改修し、その変化を記録していくという具体的なアクションが不可欠である。
今後は長期優良住宅認定基準に示された性能レベルはもちろん、より高い性能の住宅を実現するとともに、基準化されていない重要項目をテーマに据えた「モデル事業」を展開していく。
今回平成21年度第1回提案においては、「長く大切に使う」ための、住まい手による「住み継ぎ」に向けた具体的行動を促し、暮らしを多面的にサポートする事業を提案する。
■当事業の意味
住宅の性能向上や可変性など、変化への対応力は長期優良住宅のベースであり、それだけで住宅の長寿命化が達成されるわけではない。住まい手と作り手が協力して、将来を見据えた間取りや設備などを計画し、入居後は適切にメンテナンスを行い、必要に応じて改修し、その変化を記録していくという具体的なアクションが不可欠である。
●先導的な提案の内容について
長期優良住宅の実現には、住まい手本人が「住み継ぐ」ことの本質的な意味を理解するとともに、家族の将来像を思い描く「想像力」が不可欠。また、この家族や住宅の未来を「知る」だけでなく、具体的に「計画」し、物理的、経済的に「備え」、「記録する」といった、一連の具体的なアクションを住宅新築計画時に実行する。
(1) 知る
今回の提案は、住宅のメンテナンス費用を「見える化」するだけでなく、見える化したメンテナンスを実際に実効していただくための費用積立の仕組みがポイントである。
現状、住宅を購入したお客様の多くは、住宅ローンの他に子どもの教育費など様々な要因により、住まいのメンテナンス費用に対する備えをしていないケースがほとんどである。そのような中で、住宅のメンテナンスが必要になった際、資金の問題で後回しにする、お手入れをしないなどの問題が起こっているのではないかと推測される。一方、マンション業界には「修繕積立金」があり、計画的に必要な修繕費用積立の仕組みが整っている。このような住宅業界の現状を改善していくことが、社会的にも顧客にとっても重要だと考える。
具体的には、当社住宅にご入居後に必要となる、30年間のメンテナンス費用 (※) をオーナー様に提示し、その費用を、金融機関との連携による「貯蓄型 (定期預金)」か、保険会社との連携による「保険型 (積立型家財保険等)」を活用し、メンテナンスに要する費用として顧客がストックし、計画的にメンテナンスを実行していただくことを目的とする。
(※) 弊社独自のecoナビゲーターによるメンテナンスシミュレーションにて邸別に試算
(1) 知る
- 長期優良住宅とはどのような住宅か、また何故必要なのか。(国の政策、住まい手のメリット等)
- 家族構成やライフスタイルの変化にはどのようなパターンがあるのか。
- 少子化や環境問題など、将来の世の中はどうなっていくのか。
- 老後の身体的、社会的変化と、その時の暮らし方にはどんな選択肢があるのか。
- 新築プランに加え、将来ニーズを反映した将来の仮想プランを作成する。
- 長期にわたる点検、メンテナンスの計画を作成し、「見える化」する。
- 将来のプランにスムーズに移行できるよう、新築時にあらかじめ配慮しておく。
- シミュレーション結果を参考に、将来の改修に備えた資金を計画的にストックしておく。
- 新築時の基本情報、各種図面、将来の仮想プラン、点検・メンテナンス計画などを、お客様自身がいつでも確認できるよう、WEB上のシステムに記録。お客様は自分の専用ページからいつでも情報にアクセスでき、安全かつ容易に閲覧、記録することが可能である。
今回の提案は、住宅のメンテナンス費用を「見える化」するだけでなく、見える化したメンテナンスを実際に実効していただくための費用積立の仕組みがポイントである。
現状、住宅を購入したお客様の多くは、住宅ローンの他に子どもの教育費など様々な要因により、住まいのメンテナンス費用に対する備えをしていないケースがほとんどである。そのような中で、住宅のメンテナンスが必要になった際、資金の問題で後回しにする、お手入れをしないなどの問題が起こっているのではないかと推測される。一方、マンション業界には「修繕積立金」があり、計画的に必要な修繕費用積立の仕組みが整っている。このような住宅業界の現状を改善していくことが、社会的にも顧客にとっても重要だと考える。
具体的には、当社住宅にご入居後に必要となる、30年間のメンテナンス費用 (※) をオーナー様に提示し、その費用を、金融機関との連携による「貯蓄型 (定期預金)」か、保険会社との連携による「保険型 (積立型家財保険等)」を活用し、メンテナンスに要する費用として顧客がストックし、計画的にメンテナンスを実行していただくことを目的とする。
(※) 弊社独自のecoナビゲーターによるメンテナンスシミュレーションにて邸別に試算
●今後の予定について
注文請負住宅にて当モデル事業を全国展開する。実際の接客の場において、ツールを使い、家族の数十年後をイメージするというアクションを通じて、お客様への啓蒙・普及のみならず、当社の営業・設計スタッフのスキルアップを図っていく。当モデル事業終了後、当社の通常の営業・設計時にも活用できる提案としたい。