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平成21年度 第1回 長期優良住宅先導的モデル事業紹介

平成21年度 平成20年度
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With One Tree

株式会社 ウィズ・ワン
〒171-0031
東京都豊島区目白3-4-5 アビタメジロ2F

●基本コンセプトについて

 当社は社名である「with one:それぞれのお客様にとって唯一の住まいを、協力企業を含めて、一緒に創ることを大切にしてゆく」という基本姿勢のもと、“日本の住宅を本気で良くしたい”と真剣に住まいづくりに取り組んでいる。
 具体的には、木材 (構造部材) の劣化軽減対策と良質な室内環境の確保の観点より、「防腐防蟻対策としてのホウ酸塩処理ヒノキ集成材の開発と使用」、「結露対策としてHS金物工法の採用」、「調湿性能を有するセルロースファイバー (断熱材) の使用」、「無垢材、漆喰等の自然素材仕上げ材の開発と使用」等を標準化する他、すまい手や協力企業との連携による品質管理や持続的な維持管理の観点より、「設計・施工・アフターメンテナンス一貫のオールインワン体制」、「WEBサーバーを利用した住宅履歴の作成と情報の管理」、「すまい手をサポートできる仕組み」を整えている。
 今回、これらの技術的・体制的なベースをもとに、長期優良住宅の普及に寄与できる住宅の新築に関するシステムの提案として、協力企業と連携しながら4つの取り組みを行う。
 
 1. 環境マネジメント
 2. 社会資産としての住まいづくりとその維持
 3. 実現させる為の技術・ノウハウと施工体制
 4. すまい手とともに維持する仕組み

 
○ With One Tree
 〜4つの取り組みにおける様々な関係を取り持つ『1本の木』〜
 『1本の木とともに』をテーマに人と人のつながり、街やまわりの環境との接し方等、社会資産としてもコミュニティとしても魅力ある長期優良住宅を考え、1本の木がすまい手とつくり手・すまい手とシステム等、上記の4つの取り組みにおける様々な関係を取り持つ役割を果たしてゆくことによって「愛着をもてる住まい」と「人の記憶に残るという最も大切な住宅履歴の保存」、そして「積極的なすまい手の維持保全への参加」を実現する。

●先導的な提案の内容について

1. 環境マネジメント
[地域材 (関東ヒノキ材) の活用と劣化軽減対策材や自然素材製品の開発]
 『環境』と『資源』をキーワードとして、「地域材の活用」、「製造エネルギーや廃棄のことに考慮をした材料の使用」、「愛着がもてる良質な住まいをつくる為の自然素材製品の開発と使用」に対し取り組む。
 
2. 社会資産としての住まいづくりとその維持
[劣化軽減に配慮をした、木材 (構造部材) に負担の少ない木造軸組構法の住まいづくり]
 住まいの長期的使用を実現する為に、最も重要な役割を担う構造部材に対し、負担となる要素をできる限り排除した住まいづくりを目指し、その性能や品質を確保する設計と維持管理計画を行う。また、3つの住宅総合展示場を基点とした普及活動等を行う。
 
 3. 実現させる為の技術・ノウハウと施工体制
[設計・施工・アフターメンテナンス一貫のオールインワン体制と協力企業との連携による品質の確保]
 性能や品質を確保する設計と維持管理計画にあわせて、それを実現させる為の技術やノウハウと協力企業との連携による施工体制を整え、品質を管理する。また、技術やノウハウは絶えず蓄積してゆき、継承することによって持続的な仕組みづくりを行う。
 
4. すまい手とともに維持する仕組み
[すまい手が積極的に参加する持続可能な維持管理]
 住まいのライフサイクルにおいて最も長い時間にわたる使用段階での維持保全計画は、とても重要であると捉え、すまい手とともに住まいを長期的に持続させてゆく仕組みをつくる。

●今後の予定について

 今回の提案においては、「さらなるすまいの長寿命化」や、「すまいに関して、すまい手がより興味・愛着をもって 当社と一緒に維持管理をしてゆくためのソフト面・ハード面双方への配慮」、そして、「地域材を協力企業と連携して有効に活用してゆくことによる循環型社会形成に関する仕組みづくり」や「地域特性を十分に考慮したすまいの提案」等を強化しての提案を行った。
 今後はこれらのことを協力企業と連携しながら実現し、地域に根ざしたかたちでの普及を目指す。
平成21年度 第1回 長期優良住宅先導的モデル事業紹介
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