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第2回 超長期住宅先導的モデル事業紹介

平成21年度 平成20年度
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TDYグリーンリモデル・長持ち住宅展示 (既存住宅改修例)

大建工業 株式会社
〒530-8210
大阪市北区堂島1-6-20 堂島アバンザ

●基本コンセプトについて

 TDY3社 (TOTO、大建工業、YKK AP) は、2002年より、リモデル (リフォーム) 分野においてアライアンスを組み、リモデル需要の創造、お客様満足の実現などに取り組んできた。そして、今年、TDY3社は、「暮らしも快適、地球も快適」をコンセプトにした「グリーンリモデル」を打ち出し、リモデルスタイルフェアを中心に推進を図っている。「グリーンリモデル」の住まいは、以下の3つのポイントが配慮されている。
(1)「長もちする住まいであること」<長もち住宅>
(2)「地球温暖化防止のためにCO2削減にも役立つ住まいであること」<CO2削減>
(3)「自然との共生を前提とした健康に配慮した住まいであること」<健康配慮>
 本提案は、この中の「長もち住宅」をベースとし、国が勧める長寿命のための住宅の改修を多くの人に理解していただくものである。

●先導的な提案の内容について

 「情報提供及び普及」部門への提案の核となるのは、2008〜2009年にかけて全国で開催される「TDYリモデルスタイルフェア」でのBefore (改修前=築20年) とAfter (改修後) の実物大の空間モデルの展示で、住宅の改修とメンテナンスの重要性を実感できるようになっている。
 Before (実物大展示) ⇒ After (実物大展示) ⇒ Future (パネル展示) の展示の流れの中で、住宅の改修を単に設備の交換や、汚れたり傷んだりした内装材のやり替えに止めず、診断というプロセス、改修後の定期的なメンテナンスや履歴を残してもらうプロセスにも重きを置いている。
  1. Before (改修の前)
    診断によって、その住宅を長もちさせるために、どの部分を強化する必要があるのか、適切に行なうこと。

  2. After (改修の際)
    機器の交換や内装材料の選定も長持ちにつながるポイントで選定していく。

  3. Future (改修の後)
    改修後も履歴を残してもらうプロセスにする。改修時期、設備機器、材料の履歴をお施主様に整理して渡す。
 今回、採択されたのは、
  • 「グリーンリモデル」のポイントの一つである長もち住宅の1例が国の考える超長期住宅の考え方に沿ったものであったこと
  • 改修による効果をBefore、Afterでわかりやすく提示していること
  • TDY3社という複数事業者による展開であること
  • 日本最大級の施工会社ネットワーク「リモデルクラブ」(全国約5000社) のパートナーへの波及効果などが評価されたと理解している。
〈「長もち住宅」展示のイメージ〉

●今後の予定について

 今回の採択を契機に「グリーンリモデル」の提案を通して、啓蒙と普及を継続展開していく。そして、「既存住宅を壊して新築で対応することだけが快適で長く住み続けられる住宅への対応手段ではない」ことを広く普及させていく。
 フェア終了後においても、各社のショールームで、「グリーンリモデル」の提案を通して3 社共通の提案ツールやリモデルクラブ店への情報提供を継続し、「長持ち住宅」に向けた改修提案を促進していく。
 また、地球環境への配慮であるCO2削減や、健康配慮の居住者ニーズへの対応と併せて提案することにより、顧客に対してより満足度の高い住宅の改修提案が出来ると考えている。
 今後は、この「グリーンリモデル」を軸としたリモデルクラブ店への改修促進策の提案を3社で構築していく予定である。
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