第2回 超長期住宅先導的モデル事業紹介
三郷200年住宅開発計画
三郷200年住宅開発コンソーシアム
(株式会社 三田ハウジング+株式会社 ジェーエスディー)
(株式会社 三田ハウジング+株式会社 ジェーエスディー)
〒160-0023
東京都新宿区西新宿7-22-37 ストーク福星ビル5F (三田ハウジング)
〒153-0064
東京都目黒区下目黒2-16-23#201 (ジェーエスディー)
東京都新宿区西新宿7-22-37 ストーク福星ビル5F (三田ハウジング)
〒153-0064
東京都目黒区下目黒2-16-23#201 (ジェーエスディー)
●基本コンセプトについて
三郷200年住宅開発計画の基本コンセプトは、耐久性・耐震性に優れ、小規模補修構造を可能とするプレストレスト鉄筋コンクリート構造のメリットを中心に、「超長寿命躯体」「200年以上の使用」「環境への配慮」の3つの理念に基づく技術や基本性能を有効に組み合わせることで、「総合的な性能向上」を達成することである。
●先導的な提案の内容について
「超長寿命躯体」について
200年以上の超長寿命躯体の実現のため、住宅性能評価基準を超える耐久性・耐震性向上のための措置を講ずる必要がある。
「耐久性の向上」について講ずる措置は下記のとおりである。
200年以上の超長寿命躯体の実現のため、住宅性能評価基準を超える耐久性・耐震性向上のための措置を講ずる必要がある。
「耐久性の向上」について講ずる措置は下記のとおりである。
- Fc=36N/mm〜45N/mm、スランプ12cmの高強度コンクリートを用いる。
- コンクリートの水セメント比を45%以下、鉄筋のかぶり厚さ4cm以上確保し、且つコンクリート打設の工夫と表面鏡面の形成により、中性化を遅らせ劣化を防ぐ。
- ひび割れの殆どない、プレストレスト鉄筋コンクリート構造とする。
- 外断熱工法の採用により、コンクリート躯体の耐久性を更なる向上を計る。
「超長寿命躯体」 |
「200年以上の使用」について
200年以上躯体を使用していく観点から、将来への「対応性の確保」、適切な「補修や修復を容易にする仕組み」によって、超長期にわたり性能の維持を可能とする提案の必要がある。
「対応性の確保」のためには、「スケルトン・インフィルの明確な分離」が不可欠である。界壁を構造的に撤去可能とし、屋内間仕切り壁を遮音性の高い乾式壁とすることで、将来の世帯変化に対応可能とした。また、プレストレスト鉄筋コンクリート造による「柱型・梁型の出ない空間」は、あらゆるプランに対応可能で、デッドスペースをなくすことを可能とする。さらに、「バリアフリーへの対応」として、ゆとりある共用廊下の確保と変更可能な出入口廻りによって、ライフスタイルの変化に対応可能とした。
「設備配管の変更・更新性の確保」のために、配管のコンクリート躯体への打込みを避け、配管ルートを自由に設定できるシステムフロアを導入する。また、点検・変更が容易なさや管ヘッダー方式・排水ヘッダー方式を採用し、住戸内の床をフラットとすることで、水回り位置の制約を受けない構造とした。
「補修や修復を容易にする仕組み」の提案については、先ず、プレストレスト構造による「小規模補修構造」が上げられる。大地震時にも小さい損傷しか受けないため、小規模補修構造とすることが可能となり、さらに、内外装材の乾式パネル化・システム化により大地震時の躯体点検の容易性を確保した。また、点検・更新容易性を活かした、長期維持管理計画・地震時緊急点検マニュアルを作成し、定期的に見直し(バージョンアップ)を行うことを提案する。
「環境への配慮」について
200年以上利用される質の高い住宅ストックの形成のために、将来必要とされる省エネルギー性能を満たすことが重要である。当計画では、「環境共生型の住環境」として、下記の措置を講ずる。
200年以上躯体を使用していく観点から、将来への「対応性の確保」、適切な「補修や修復を容易にする仕組み」によって、超長期にわたり性能の維持を可能とする提案の必要がある。
「対応性の確保」のためには、「スケルトン・インフィルの明確な分離」が不可欠である。界壁を構造的に撤去可能とし、屋内間仕切り壁を遮音性の高い乾式壁とすることで、将来の世帯変化に対応可能とした。また、プレストレスト鉄筋コンクリート造による「柱型・梁型の出ない空間」は、あらゆるプランに対応可能で、デッドスペースをなくすことを可能とする。さらに、「バリアフリーへの対応」として、ゆとりある共用廊下の確保と変更可能な出入口廻りによって、ライフスタイルの変化に対応可能とした。
「設備配管の変更・更新性の確保」のために、配管のコンクリート躯体への打込みを避け、配管ルートを自由に設定できるシステムフロアを導入する。また、点検・変更が容易なさや管ヘッダー方式・排水ヘッダー方式を採用し、住戸内の床をフラットとすることで、水回り位置の制約を受けない構造とした。
「補修や修復を容易にする仕組み」の提案については、先ず、プレストレスト構造による「小規模補修構造」が上げられる。大地震時にも小さい損傷しか受けないため、小規模補修構造とすることが可能となり、さらに、内外装材の乾式パネル化・システム化により大地震時の躯体点検の容易性を確保した。また、点検・更新容易性を活かした、長期維持管理計画・地震時緊急点検マニュアルを作成し、定期的に見直し(バージョンアップ)を行うことを提案する。
「環境への配慮」について
200年以上利用される質の高い住宅ストックの形成のために、将来必要とされる省エネルギー性能を満たすことが重要である。当計画では、「環境共生型の住環境」として、下記の措置を講ずる。
- 外断熱を採用し、高い断熱性と内部結露の防止による快適な住環境を提供する。さらに開口部をペアガラスとし、室内外の温度差・風圧を利用し自然換気を行うことで空調負荷を軽減する。
- ライトシェルフの設置により、自然光で屋内照度を高くすることを可能とする。
- 屋上緑化による断熱性の向上と庭園・憩いの場を計画することで、屋上を有効に利用する。
●今後の予定について
「200年以上持続可能な住環境の提供と普及への寄与」
プレストレスト鉄筋コンクリート構造のメリットを中心に、「スケルトン・インフィルの分離」、交換が容易な内部乾式壁・フラットな床スラブ等による「可変性の確保」、「維持管理容易性の確保」等の技術や基本性能を有効に組み合せることによって生まれた「200年以上持続可能な住環境」を、普及価格帯でより多くの人たちに提供することを通して、ストック型社会への転換に貢献できるものと考えている。
PC鋼材セット時、コンクリート打設時、PC緊張時の計3回の工事見学会、竣工後の現地見学会、ホームページを利用した当計画の提案内容・技術情報の公開とともに、分譲マンション事業として行う各種メディアを通じた広告宣伝活動によって、「住宅の超長寿命化に対する取組み」を広く一般の人たちに伝えることが可能であり、超長寿命住宅普及への寄与が高い事業を目指している。
プレストレスト鉄筋コンクリート構造のメリットを中心に、「スケルトン・インフィルの分離」、交換が容易な内部乾式壁・フラットな床スラブ等による「可変性の確保」、「維持管理容易性の確保」等の技術や基本性能を有効に組み合せることによって生まれた「200年以上持続可能な住環境」を、普及価格帯でより多くの人たちに提供することを通して、ストック型社会への転換に貢献できるものと考えている。
PC鋼材セット時、コンクリート打設時、PC緊張時の計3回の工事見学会、竣工後の現地見学会、ホームページを利用した当計画の提案内容・技術情報の公開とともに、分譲マンション事業として行う各種メディアを通じた広告宣伝活動によって、「住宅の超長寿命化に対する取組み」を広く一般の人たちに伝えることが可能であり、超長寿命住宅普及への寄与が高い事業を目指している。