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第1回 超長期住宅先導的モデル事業紹介

平成21年度 平成20年度
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NPO法人住宅長期保証支援センター型超長期住宅先導的モデル事業

NPO法人住宅長期保証支援センター
〒540-0012
大阪府大阪市中央区谷町1-7-4 MF天満橋ビル5F

●基本コンセプトについて

 第1回の超長期住宅先導的モデル事業の「維持管理・流通」部門の提案を紹介するにあたって、当センターが発足以来実施してきた「住宅履歴の整備・登録住宅制度」から紹介したい。
 平成13年9月に国土交通省は「住宅市場整備行動計画 (アクションプログラム)」の重点項目として高耐久の住宅建築、維持管理、市場での循環を目指す発表をうけて、消費者と地域住宅事業者を対象に住宅の長寿命化実現のために住宅履歴の整備として「維持管理の促進と実行及び履歴の保存」とそれを担う住宅メンテナンス診断士の育成活動を実施してきた。「維持管理の促進と実行及び履歴の保存」を具体化したのが当支援センターの「登録住宅制度」となる。
 
 現在の登録住宅制度の概要は、
  1. 申請があった住宅の建築図書や確認申請書などをCD-ROMに記録し、住宅の所有者・建設業者・同センターの3者で保存
  2. 申請住宅を「登録住宅」として認定し、完成引き渡し後10年目と以後5年毎に登録住宅の所有者 (居住者) に定期点検の通知を行なう
  3. 引渡し後の所有者自身による点検・リフォーム工事などの記録、保管の促進サポート
  4. 不具合、リフォーム等の相談
―である。

 あわせて、調査点検の為の人材育成・住宅メンテナンス診断士講習会を実施し、1000余名の診断士が全国で誕生している。

●先導的な提案の内容について

 今回の提案は、従来の登録住宅制度を拡充、発展させたものとなる。
 
(1) 住宅の維持管理システムの開発
(2) 工務店の新築・アフターメンテナンスシステムの開発

 登録住宅のシステムの所有者向けには点検時期の増加で、点検時期の案内は 完成引き渡し後 半年目、1年目、3年目、5年目を追加した。
 又、引渡し後の所有者自身による履歴記録の追記についてのサポートが出来る仕組みを設けた。
 事業者対象には、登録住宅制度を支える仕組みを (2) の工務店の新築、アフターメンテナンスシステムと連動して行なう提案をした。
 これらの、システムの開発によって、消費者、事業者の維持管理・住宅履歴整備の普及により、地球環境時代の住まい・超長期優良住宅に貢献できると確信している。
第1回 超長期住宅先導的モデル事業紹介
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