第1回 超長期住宅先導的モデル事業紹介
「ア・ラ・イエ」事業
東京急行電鉄株式会社
〒150-8511
東京都渋谷区桜丘町31-2 東急桜丘町ビル
東京都渋谷区桜丘町31-2 東急桜丘町ビル
●基本コンセプトについて
本事業は、老朽化した戸建住宅のフルリフォーム (弊社では「リファービッシュ」=磨き直す・一新する【英】という表現を用いている) 事業の実施により、3つの視点から沿線価値の維持向上を目指している。
(1) 住み替え支援型
既存住宅の老朽化や子供の独立等による家族構成の変化、居住者の高齢化に伴い、住む方と住宅のミスマッチが生じており、現在のライフスタイルに合った利便性の高いマンションやシニア住宅への住み替えニーズが増加している。
高齢者が住み替えを検討する際には、[1] いつ、いくらで売れるか分からない不安や、[2] 思い出のつまった家を壊したくない、[3] 街並みに合わない家が建ったり、土地が細分化されることで隣近所に迷惑をかけたくないという思いがある。住宅の長寿命化を図りながら、こういった不安を解消し、売主の思いに応えるための仕組みが住み替え支援型のア・ラ・イエ事業である。
一方、購入者である若年層にとっては、[1] リファービッシュによる既存住宅の長寿命化により、新築よりも安い価額で、[2] ほぼ新築同等の設備・仕様・耐震性能・構造保証・アフターサービスを付した、[3]新築の供給がほとんどない成熟した街並みに建つ戸建を手に入れることが可能になる。また近隣住民にとっては、[1] スクラップ&ビルドにより、従前と異なる街並みにそぐわない建物が建築されたり、[2] 土地が細分化され街並みが壊される、というリスクを回避することが出来る。
(2) 自宅リファービッシュ型
現在お住まいになっている家、あるいは中古住宅を購入した後にリファービッシュするスタイル (売買を伴わない形) である。一般的な部分改修や表面のみのリフォームではなく、構造補強や耐震補強を実施することで、住み替えを伴わない建物の長寿命化を前提としたリファービッシュを取り扱う。
- 表面をきれいにするだけのリフォームではなく、建物の長寿命化を図りながら街並みに合わせてリファービッシュすることにより、高い評価を得ている既存の街並みを維持・再生する。
- シニア世代が所有する既存住宅をリファービッシュし、若いファミリー世代に売却することで世代の循環が進み、沿線の人口バランスの維持に寄与する。また、各世代が自身のライフスタイルに合致する住宅へ住まうことを後押しする。
- リファービッシュにより既存住宅の再利用と長寿命化を図ることで、建設廃材の量を約半分に抑え、新しい建材の使用量削減にも寄与し、環境に配慮した新しい住宅のあり方を提案する。
(1) 住み替え支援型
既存住宅の老朽化や子供の独立等による家族構成の変化、居住者の高齢化に伴い、住む方と住宅のミスマッチが生じており、現在のライフスタイルに合った利便性の高いマンションやシニア住宅への住み替えニーズが増加している。
高齢者が住み替えを検討する際には、[1] いつ、いくらで売れるか分からない不安や、[2] 思い出のつまった家を壊したくない、[3] 街並みに合わない家が建ったり、土地が細分化されることで隣近所に迷惑をかけたくないという思いがある。住宅の長寿命化を図りながら、こういった不安を解消し、売主の思いに応えるための仕組みが住み替え支援型のア・ラ・イエ事業である。
一方、購入者である若年層にとっては、[1] リファービッシュによる既存住宅の長寿命化により、新築よりも安い価額で、[2] ほぼ新築同等の設備・仕様・耐震性能・構造保証・アフターサービスを付した、[3]新築の供給がほとんどない成熟した街並みに建つ戸建を手に入れることが可能になる。また近隣住民にとっては、[1] スクラップ&ビルドにより、従前と異なる街並みにそぐわない建物が建築されたり、[2] 土地が細分化され街並みが壊される、というリスクを回避することが出来る。
(2) 自宅リファービッシュ型
現在お住まいになっている家、あるいは中古住宅を購入した後にリファービッシュするスタイル (売買を伴わない形) である。一般的な部分改修や表面のみのリフォームではなく、構造補強や耐震補強を実施することで、住み替えを伴わない建物の長寿命化を前提としたリファービッシュを取り扱う。
●先導的な提案の内容について
リファービッシュ事業による (1) 建物の長寿命化の促進と (2) 良好な街並みの保全、(3) 住み替え支援による沿線価値の維持向上の具体的提案内容は以下の通りである。
(1) 建物の長寿命化の促進については、[1] 改修工事実施前の建物無料診断の実施 [2] 診断結果に基づく計画の立案 [3] スケルトン状態に解体 [4] 補強工事の実施 (※) [5] 耐震基準適合証明書の発行 [6] 構造躯体並びに雨水の侵入を防止する部分に関して最長10年保証の提供 [7] 入居前・3 ヶ月・1年・2年の無償点検および4年目・8年目の有償点検の実施を標準化している。
(※) 構造補強、耐震補強については、構造品質保証研究所との業務提携による「木造SRF工法」の導入、江戸川木材工業並びに日立製作所の開発した「GHハイブリッド制震工法」の導入により、超長期住宅化を推進する。「木造SRF工法」は、従来補強が困難であった木造住宅の基礎部分、金物・釘の劣化が懸念される木材の接合部分を長期的に良好な状態に保つことができる補強であり、低価格かつ短期間での施工が可能で、弊社が販売代理店となっており、『ア・ラ・イエ』によるリファービッシュ工事と平行して、この工法の普及により超長期住宅の啓発において一翼を担いたい。
(2) 既存建物のリファービッシュ事業は、老朽化した建物の長寿命化だけでなく、弊社が中古住宅流通に介在することにより、スクラップ&ビルドで従前の街並みにそぐわない建物が突如新築されるケースや土地細分化の抑制を図り、良好な街並みの保全を目指している。
(3) 積極的な住み替え支援に関しては、売主に対する買取保証制度、買主に対する長期保証とアフターサービスの実施、耐震基準適合証明書の発行によって、売主・買主双方が安心して売買できる体制作りに努めている。
(1) 建物の長寿命化の促進については、[1] 改修工事実施前の建物無料診断の実施 [2] 診断結果に基づく計画の立案 [3] スケルトン状態に解体 [4] 補強工事の実施 (※) [5] 耐震基準適合証明書の発行 [6] 構造躯体並びに雨水の侵入を防止する部分に関して最長10年保証の提供 [7] 入居前・3 ヶ月・1年・2年の無償点検および4年目・8年目の有償点検の実施を標準化している。
(※) 構造補強、耐震補強については、構造品質保証研究所との業務提携による「木造SRF工法」の導入、江戸川木材工業並びに日立製作所の開発した「GHハイブリッド制震工法」の導入により、超長期住宅化を推進する。「木造SRF工法」は、従来補強が困難であった木造住宅の基礎部分、金物・釘の劣化が懸念される木材の接合部分を長期的に良好な状態に保つことができる補強であり、低価格かつ短期間での施工が可能で、弊社が販売代理店となっており、『ア・ラ・イエ』によるリファービッシュ工事と平行して、この工法の普及により超長期住宅の啓発において一翼を担いたい。
(2) 既存建物のリファービッシュ事業は、老朽化した建物の長寿命化だけでなく、弊社が中古住宅流通に介在することにより、スクラップ&ビルドで従前の街並みにそぐわない建物が突如新築されるケースや土地細分化の抑制を図り、良好な街並みの保全を目指している。
(3) 積極的な住み替え支援に関しては、売主に対する買取保証制度、買主に対する長期保証とアフターサービスの実施、耐震基準適合証明書の発行によって、売主・買主双方が安心して売買できる体制作りに努めている。
ア・ラ・イエでの売却パターン |
●今後の予定について
今後は、本事業の推進により、シニア層のお買い替えの後押しを中心に、自社沿線における住み替えの促進をより一層強化し、各世代それぞれのライフスタイルにあった住宅の提供と人口バランスの維持を図るとともに、住み替えの有無を問わず、リファービッシュによる良質な中古住宅の提供と街並みの調和に配慮し、沿線価値の維持・保全に貢献していきたい。
そのため、沿線住民向けの説明会や現地相談会を定期的に開催し、超長期住宅の普及、啓蒙を図っていきたい。
また本事業をマンションへも拡大するべく、現在検討をすすめている。
そのため、沿線住民向けの説明会や現地相談会を定期的に開催し、超長期住宅の普及、啓蒙を図っていきたい。
また本事業をマンションへも拡大するべく、現在検討をすすめている。