第1回 超長期住宅先導的モデル事業紹介

　建物の長寿命化、資産価値を高めるために創意工夫をした「住まい」。

1.住宅履歴情報の管理を電子化・保管できるシステム

　自社設計部門で作成した必要設計図書及び現場監理データ、顧客との打合せ等の履歴をすべて本社設置のサーバーコンピュータにてデータ保管を行う。保管されている住宅のデータはインターネットを介して顧客に配信を行い、リフォームやメンテナンス等、必要な場合に容易に取り出すことができるシステムを確立している。

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2.将来を見据えた普遍的な広さと間取り

　自由設計の利点を活かし、各部屋ごとに必要な広さ、配置など間取りに関連した不満を解消する独自の間取り提案システムを確立。さらに将来の間取りの可変性に配慮した隣接する居室の間仕切壁 (柱・間柱・内装材等) を撤去できる梁構造を構造計算で確認する。
　
3.更なる安心を付加する高耐久・高耐震構造
　
　耐久性に関しては、住宅において最も傷みが大きい床について、1階、2階とも特厚の構造用合板を全面に設置し、長期間に渡り、新築時と変わらない快適な床を確保。また、床下からの湿気の上昇を防ぐ基礎構造とすることで、土台、大引などの床下の構造材の耐久性の向上対策も行っている。
　
　耐震に関しては、特例として不要とされている2階建て以下の住宅についてもすべて構造計算を行うことで、より安全な構造を確保。

　
　さらに住宅性能表示制度における耐震等級3の取得についても将来の改修時の自由な対応を視野入れ、準耐力壁等を耐力算入しない形で行い、結果として十分な耐力を確保している。
　
4.火災時の被害を軽減する延焼抑制構造
　
　地震と並ぶ災害のひとつである「火災」への対策として、木造住宅会社としては初めて取得した省令準耐火構造の住まいを提供。住宅の外部も内部も火災に強い材で被覆してしまうことで延焼・類焼を抑制することで、逃げ遅れなどによる死傷者の減少、消火後の復旧についても軽微に行うことが可能となる。

　超長期住宅先導的モデル普及キャンペーンとして、テレビCM、ホームページ、チラシ等にて広報を行い、対象となるモデル事業の住宅の建築を推進する。
　木造2階建の全商品を対象として販売を行い、顧客のニーズにあわせた住まいの提供を行う。